暑い季節の梅干の食べ方紹介
気温が上がってまいりました。これから梅雨に入り、梅の収穫期を経て、暑い夏を迎えようとしております。
梅干の食べ方として一般的なのはおにぎりやお弁当、お茶漬けの具材としてですが、そのほかにも様々な食べ方、楽しみ方があり、特にこれからの季節におススメな方法をご紹介させていただきます。
<焼肉>
焼肉を楽しむ機会がありましたら是非、その傍らに梅干や梅肉を準備ください。おススメの食べ方はサンチュやレタスにお肉と梅肉を包んで、一緒にがぶりといく食べ方です。お肉の強い油や濃い味に飽きが来たときには特におススメ、いつもよりたくさんのお肉が食べれてしまうこと、間違いなしです。箸休めに梅干を一粒食べるのも有りです。焼肉は「酸性」の食べ物で消化も良くないので、繊維質のサンチェやレタスなどの野菜とアルカリ性食品の梅干を一緒に摂取することは健康面でも合理的です。梅干を食べると唾液が出てくるのを実感されている方もいるでしょうが、この唾液が消化を促進させて食欲増進の補助をすることを考えれば「焼肉+梅干」はぜひ試していただきたい組合せです。
<トマト>
理屈無しで相性抜群!他社さんの商品で「トマト梅干」もあるように梅干の酸味とトマトのグルタミン酸のうま味が相まって非常においしいです。おススメの食べ方は「豚しゃぶしゃぶ」のたれ。以下に私がよく作る簡単なレシピを載せます。
梅トマトたれの豚しゃぶしゃぶ
(梅トマトたれ)
・梅干・・・1粒(梅肉でもOK) ・トマト・・1/2個
・オリーブオイル・・大さじ1 ・醬油・・・大さじ1 ・にんにく・・お好みで
(豚しゃぶ)
・水・・・適量(1000mlほど) ・昆布・・10g※液体のだしでも可ですが出し汁は控えめな味がおススメ。
・豚肉うす切・・・200g〜300g ・レタス・・・半玉
・エノキ・・・1株
①梅干の種を取り除き、包丁などで軽く叩いておく。
②トマトは1㎝程の賽の目に切る。
③①にオリーブオイルと醤油を加えてよく混ぜる。
④③にトマトを加えて、しばらく味をなじませる。お好みでニンニクを加えてもOK
⑤出し汁を熱し、具材を出し汁にくぐらせて火を通してたれを絡めてお召し上がりください。レタスも温かいしゃぶしゃぶの具材にとてもおススメです。
もちろん冷しゃぶにしても大変おいしく召し上がっていただけますし、たれを多めに作って冷蔵庫に保管し、鶏肉や白身魚にかけてもOKです。
<麦茶>
真夏の熱中症対策には梅干と麦茶がおススメです。熱中症とは体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働くなったりすることで、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛など様々な症状を引き起こす病気です。また熱中症予防には、汗をかくと水分と同時に塩分も体外に流れ出るため、水分と同時にミネラルの補給も大切です。麦茶は大麦を焙煎して作られるお茶で、大麦には体を冷やす効果があると言われており、緑茶と違いノンカフェインのため利尿作用が穏やかな上に、カフェインの作用で寝付けなくこともないため、就寝前の水分補給にもおススメです。梅干には塩分はもちろん、カルシウムやリン、鉄分などのミネラルも含んでおり、汗をかいて流れ出たミネラルの補給に適した食品です。だから熱中症対策には「梅干+麦茶」がおススメなのです。
いかがでしたか?暑い季節に梅干は味覚の面でも健康の面でも、非常に強い味方になってくれます。普段は召し上がらない方もこの季節だけはぜひ梅干をご家庭に常備してはいかがでしょうか?きっと急に食べたくなる瞬間があるはずです。